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自己分析 2018年12月13日

司会者はえらくない!GD面接の役割と対策を徹底解説

前回の「講師ブログ」では、GD面接でよく出されるお題について見ていきました。今回は、GD面接での役割について、いっしょに見ていくことにいたします。

GD面接では、議論を円滑に進めていくために役割が割り当てられます。企業側から「役割を決めてください」と言われることもあれば、何も言われずにスタートすることもあります。

ちなみに、GD面接では、以下4つの役割があります。

①司会者[リーダー、ファシリテーター]

②タイムキーパー

③書記

④発表者

以下、4つの役割とポイントについて見ていくことにいたしましょう。

①司会者:全員の意見を引き出し、グループとしての結論をまとめる

司会者[リーダー、ファシリテーター]は、全員の意見を引き出し、議論を進め、グループとしての結論をまとめていく人です。

★ポイント★

全員が意見を言えるように配慮する必要がある:特定の人にしか意見を求めないというのはNG

自分の技量の見極めが必要:自分にとって難しかったり、苦手なテーマなのに、勢いで「司会やります!」といったところで、議論を進行できなくなってしまう可能性がある

司会役=評価が高い、というわけではない

よく「司会役をやれば評価が高くなる」という声を学生の皆さんから聞きますが、それは都市伝説です。

前回の「講師ブログ」で書きましたが、GD面接の評価基準は「社会性」(=周りの人と円滑な人間関係を築けるかどうか)にあります。そこには、どの役割をやったから偉いということはないのです。

会社に入ると、定期的にミーティングや会議があります。ミーティングや会議の役割は、役割の優劣を争う場ではなく、あくまでも議題について意見を出し合ったり、何かしらの方向性を確認し合ったりすることです。

その中でも、当然、進行役や記録係といった役割を担った人たちがいるのですが、進行役だからえらいということはありません。

それこそGD面接で場を回せなくなってしまったら、役割を果たしていないということになり、かえって評価を下げてしまいかねません。うまくできないのに、無理矢理やる必要はないのです。

▲就勝ゼミナールでのGD面接練習の様子です

②タイムキーパー:時間を管理する

タイムキーパーは、文字どおり時間を管理する人です。

GD面接では、出された「お題」について制限時間内で話し合い、結論を導き出さなければなりません。制限時間を考えずに議論が進むとなると、まとまりのない議論になってしまいます。

そこで大事になってくるのがタイムキーパーなのです。

★ポイント★

議論の最中でも時間を伝えることができるように、始まる前に「終了5分前にコールしますね」などと言っておく

機械的に対応する:タイムキーパーの役割は時間管理なので、議論の状況に関係なく、事務的に「あと〇分です」とハッキリ伝える

③書記:議論の流れや意見を記録する

書記は、議論の流れや意見を記録する人です。グループとしての意見をまとめて発表するときに、書記が記録してくれたものを活用します。そういう意味で、書記の役割は大変重要だといえるでしょう。

よく「書記って、記録することがメインだから意見を言わなくてもいいんですよね?私は(人見知りで)話すのが苦手で、しゃべらなくていいから、書記がいいです」と言う学生さんを見かけます。でも、実を言うと、書記って一番大変なのです。

書記は「しゃべって記録してナンボ」

繰り返しますが、GD面接の評価ポイントは「社会性」にあります。その評価基準にあてはめて考えると、書くことに終始して意見をまったくといっていいほど言わない応募学生は、評価されやすいでしょうか?おそらく「ノー」だと思います。GD面接は、主体的に議論に参加しているかどうかをしっかり見られるのです。

そうすると、書記は、しゃべりつつ記録しなければならないので、結構大変なのではないでしょうか。「自分は人見知りだから…」という理由で、書記を好んでやりがちな学生さんは、少し考えを改めてもらった方がいいかもしれません。

④発表者:グループでまとまった意見を発表する

発表者は、グループでまとまった意見を発表する人です。発表時間は、1分以内とか3分以内といった時間制限を設けているところもあります。

★ポイント★

元気よく発表する:たとえ自分たちの意見がまとまっていなくても、元気よく発表すること。グループでまとまった意見について、正解か不正解かは求められていない。

結論ファーストでわかりやすく:結論から話すようにして、聞き手にわかりやすく、伝わるように心がける

▲写真はイメージです

それぞれの役割では、求められる内容が異なります。それに伴い、気をつけておきたいことも変わってきます。あくまでも評価のポイントは「社会性」にあることを念頭に置きつつ、GD面接選考では、きちんと役割を果たして選考を突破していただければと思います。

練習で役割を一通り経験しておくと安心

前回の「講師ブログ」で、「お題慣れ」することの大切さを説きましたが、今回は「役割慣れ」です。結論から申し上げますと、練習でそれぞれの役割を一通り経験して対策しておくと、本番でのビビり方がちがいます。

GD面接選考に落選した学生さんから、たまにこういう声を聞きます。

「自分は司会をやりたかったのに、書記になってしまって、本来の実力を発揮できませんでした」

「一生懸命書記をやったのですが、落とされてしまいました。なぜなんでしょう?」

「周りが高学歴な人ばかりで、出る幕がなくて全然ダメでした」

たしかにこういうことってありますよね…。「GD面接あるある」といっても差し支えないでしょう。

だからこそ、大学の就職課や就勝ゼミナールなどで、練習でひととおり役割を経験して、どの役割に当たってもいいように準備しておくとよいのです。

ちなみに、就勝ゼミナールのGD面接講座は、何回も参加してくれる学生さんが多いのですが、皆さんひととおり役割を経験してもらいます。

そして、面接官の経験がある講師から、人事の視点でフィードバックをするので、上達が早く、選考を突破できる実力が身につくのです。もちろん、ここで培った力は、入社してからもきっと役立つことでしょう。

参考までに、就勝ゼミナールに通っていた学生さんの声を紹介いたします。

「私は書記が得意なのですが、本選考では司会をやることになりました。正直いってかなり苦手なのですが、就勝ゼミナールでひととおり経験していたので、そこまでビビることなく選考に臨めたと思います」(西南学院大学・IT系企業内定女子)

「選考で同じグループだった人が誰もしゃべらないという状況で困りました。でも、実は就勝ゼミナールのGD面接練習でも同じような経験をしたので、場の回し方などを学ぶ事ができて、選考を乗り切ることができました」(九州産業大学・地銀内定女子)

いかがでしょうか。

是非選考を突破していただいて、明るい未来をつくってくださいね。もし、みなさんの明るい未来づくりに、今回の「講師ブログ」や私たち就勝ゼミナールがお役に立てればうれしく思います。