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自己分析 2018年07月12日

「最近興味関心のあるニュースについて教えてください」―この質問に自信を持って答えられます

博多祇園山笠が、そろそろフィナーレを迎えようとしています。山笠が終われば、大学の定期試験、夏季インターンシップと何かと色々動き始める時期ですね。何度も言っていますが、20年卒の就職活動は、既にはじまっています。今の時期のがんばりが、後々効いてくるはずですので、少しずつ準備を進めていきましょう。

さて、突然ですが、みなさんは面接でこの質問を聞かれてどう思いますか?

「最近興味関心のあるニュースについて教えてください」

「正直困った…」「聞かれてドキッとした」という人が多いのではないでしょうか。実はこの質問、面接でよく聞かれるようになってきているのです。実際、ある地銀やメーカーの一次面接では、必ずこの質問が聞かれています。

ひょっとしたら、みなさんの回答の中には、

「サッカー日本代表がワールドカップでベスト16に入ったことです」

「○○学園問題です」

「タイの洞窟で、少年13人が無事に救助されたことです」

などなど様々あるのではないかと思います。もちろん、きちんとした理由があればこれはこれでオッケーなのですが、社会の第一線で働いているビジネスパーソンから言わせると、「ああ、ニュースを見ていないのかも」「世の中の動きを知らないな」という印象を抱くことでしょう。付け焼き刃的な印象しか与えないのです。

では、この質問を通じて、採用担当者は何を見ようとしているのでしょうか。いっしょに見ていきたいと思います。

世の中に興味関心を持っているかどうかを見られている

この質問を通じて採用担当者が見たいのは、世の中の動き(特に志望する業界)に対して興味関心を持っているかどうかです。これから社会に出るということは、それだけ多くの人と関わるということでもあります。また、様々な業界の人を相手にする企業だったら、「志望する業界や世の中の動きに対して興味関心を持っていて当たり前」と、多くの面接官は思っているのです。

たとえば、みなさんが食品業界を受けているとして、この質問が聞かれたときに「○○学園問題です」と回答したら、面接官はどう思うでしょうか。おそらく多くの面接官は「ニュースを見ていないかも」「さっき『第一志望です』って言っていたけど、本当に食品業界志望なのかな」と思うことでしょう。やはり、ここは、食品業界をめぐるニュースについて回答しておくのがよいといえるでしょう。

ニュースの解説は要らない。「自分はどう思うか」が大事

注意していただきたいのが、ややもすれば、この質問がきたときに、ニュースの解説をはじめてしまいそうになりがちな点です。実は、採用担当者は、ニュースの解説を求めているわけではありません(ニュースの解説なら、某人気ジャーナリスト、新聞社やテレビ局の解説委員などに任せておけばよいのです)。面接官が知りたいのは、「そのニュースについて、あなたはどう思うのか」「そのニュースが当社の業務にどう影響すると考えているのか」といったことです。

面接で自分の考えをきちんと言えるようになるためには、やはり普段からニュースを見て、「自分ならどう思うか」と考えるクセ付けをすることが大切です。

では、どうすれば、自分の考えがきちんと言えるようになるのか。見ていきましょう。

①まずは、新聞やテレビのニュースをチェックすることからはじめよう

 新聞やテレビのニュースに目を通しておくのは、大前提です。もちろん、ネットのニュースやスマホのアプリでチェックするのもよいですが、いずれにせよ、ニュースを必ず毎日チェックするというのが大事です。家で新聞を取っていないという人は、大学や公共の図書館に行って新聞に目を通すのもよいでしょう。

②「ひとりコメンテーター」をしてみよう

 その後は、自分が興味関心を持ったニュースについて、どう思うのか、「ひとりコメンテーター」をしてみるのもおもしろいでしょう。日ごろから何かしら物事について考えていなければ、なかなか考えが出てこない部分ではないかと思います。いったん良し悪しは横に置いておいて、「自分はこう思う」というのを言葉にしてみる練習をしてみてはいかがでしょうか。結論→理由の順番で考えて話すクセ付けを行っておくとよいでしょう。

 

③他人とディスカッションしてみよう

 他人とディスカッションしてみるのもいいかもしれません。できれば目上の人が望ましいですが、なかなかそうもいかないですよね。この際、ご家族の方や友達どうしでもよいでしょう。就勝ゼミナールのグループディスカッション対策講座、時事・一般常識対策講座を使ってみるのもおもしろいでしょうね。

▲就勝ゼミナールのグループディスカッション対策講座の様子です(イメージ)

 実際、就勝ゼミナールに通っていた卒業生で、先輩の声を紹介しますね。

「私が受けた銀行の一次面接は、集団面接でした。学生5名対面接官2名という形式で『最近興味関心のあるニュースはありますか』という質問がありました。実は私以外の4名は、全員答えられませんでした。私は、就勝ゼミナールの時事問題対策講座で対策していたので、きちんと答えられました」(17年卒九州産業大学・地銀内定女子)

「私が受けたメーカーは、一次面接では必ず時事問題について聞かれると講師の方から聞いていました。講師の方がおっしゃるとおり、やはり聞かれましたね。私は、日経新聞を読んで疑問なことがあれば調べたり、講師の方に聞いたりして、自分の考えをまとめて言えるようにしていたので、その面接を通過することができました」(18年卒西南学院大学・大手カーディーラー内定女子)

 

考える習慣を身に付けよう

社会に出ると、ビジネスの場面で「あなたはどう思いますか」と聞かれる場面は、思いのほか多いです。そして、大半が急に振られます。台本はありません。予め普段から考える習慣のある人は、パッと言えますが、そうでない人は口ごもってしまい、「なんだ、自分の考えひとつもないのか」という烙印を押されてしまいかねません。まずは、今のうちから、物事について考える習慣をつけること、これが大事なのではないでしょうか。