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自己分析 2017年07月06日

公務員試験の筆記に合格した人も、これから民間企業に切り替える人も、今度は面接試験!対策、大丈夫ですか?

2018年卒の就活生の皆さん、7月になりましたね。こちら博多は山笠モード一色!就勝ゼミナールのすぐそばにある、博多リバレインの前には、飾り山があり、通行人が次々とスマホのカメラを向けています。その一方で、大雨特別警報が出て避難生活を余儀なくされている地域もあるようです。被災された就活生の皆さん、心よりお見舞い申し上げます。どうぞ安全第一でお過ごしください。

さて、7月に入り、公務員試験の結果が次々と判明しているようですね。難関の筆記試験に合格した人も、これから民間企業に切り替えることにした人も、まずは筆記試験、おつかれさまでした。悲喜こもごもあったのではないかと思います。

《公務員=「コミュ力」を要求されないというのは、もはや昔話》

公務員を目指す学生さんの背景は、様々だと思いますが、概してコミュニケーションが苦手という人は多いようです。(筆記試験のウエイトが高く)、民間企業ほどコミュニケーション力を要求されないというイメージと、近年の「安定志向」が、公務員人気に輪をかけているのでしょうか。

しかし、学生のイメージや気持ちとは裏腹に、近年の公務員試験は、人物重視の傾向が強まっています。人物重視=面接重視と読み替えていただいても差し支えないでしょう。複雑化・高度化する行政サービスを提供していくためには、今までの筆記試験重視の採用だと、主体的に動く、自ら課題を発見し、解決に導く人物の採用が難しくなってきたそうです。そこで、人物重視の採用に切り替わってきていると思われます。

また、労働力人口減少に伴う「人手不足」から、学生にとって「売り手市場」が続いており、公務員も例外ではないのかもしれません。そこで、自治体も少しでも優秀な人物を採用しようと、できるだけ民間企業と同じ採用試験のスタイルを採用しています。学生が応募しやすくして、引いては優秀な人材を獲得しようとしているのではないでしょうか。

…と色々書いてみたところで、なかなかわかりにくい部分もあると思います。以下、3つの自治体を例に挙げてみました。

《面接重視に切り替えた春日市役所職員採用試験》

 福岡県の春日市役所は、2017年度の職員採用試験から人物重視のスタイルにガラッと変え、大きな話題となりました。一次試験での一般教養試験を廃止し、受験者全員と面接。二次試験でSPIを導入するなど、かなり民間企業の採用試験の形式に近いものになっています。

2017627日付西日本新聞電子版によると、この採用試験に切り替えた結果、優秀な人材が集まりやすくなってきているとのことです。この流れ、採用する側に言わせれば、もはや流れを止める理由が見つからないのではないでしょうか。

《今治市役所は「対策不要」とブチ上げてきた!》

 四国にある愛媛県今治市役所の職員採用試験は、「対策不要」という、これまた大胆なキャッチコピーを掲げ、採用試験を実施したようです。2017427日の毎日新聞デジタルによると、来年春の大卒予定者を中心に、土木部門の3人程度を採用する試験で、GD(グループディスカッション)、論文、面接を実施したとのことです。求める人物像は「頭の柔らかい人」だそうで、民間企業の採用試験と何ら変わりないですよね。しかも、今治市役所によれば「民間との二股も歓迎」だとか。

ちなみに、福岡県職員や神奈川県川崎市役所の採用試験でも、GD選考が導入されています。

《横浜市役所は、二次面接で「プレゼンテーション」選考も!》

 神奈川県の県庁所在地・横浜市役所は、2003年度の職員採用試験から二次面接で「プレゼンテーション」選考を実施しているそうです。「プレゼンテーション」選考は、エンタメ系や健康食品系の企業で実施しているのを聞いたことがありますが、地方自治体でこの手の試験をやるとは、ある意味驚きました。やはり物事をわかりやすく伝えるコミュニケーションスキルは、公務員でも民間企業でも、関係なく必要ということなのでしょう。

 ここまで公務員と民間企業の採用試験に、それほど大きな差は見られないということを、おわかりいただけましたでしょうか。逆に言うと、”特別な”対策をする必要性が以前ほどなくなってきており、ある意味やりやすくなったとも言えましょう。

とは言うものの、やはり面接試験を苦手にしている学生が大多数だと思います。「面接が好きで仕方ありません」という学生、聞いたことがありません。面接=怖い、まるで公開処刑のようだと思っている学生さん、心配御無用です!この後に続く文を読んで、面接に対するイメージを変えていただきたいと願っています。

《面接を苦手にしている理由は2つしかない》

皆さんは、なぜ面接を苦手にしているのでしょうか?学生さんに聞くと、こんな声が返ってきます。

 「集団面接のあの独特の雰囲気が嫌。明らかに比べられていると思う」

GDで議論に絡めない」

「個人面接では、経験を掘り下げられ、準備不足でしどろもどろになってしまった」

「最終面接では、役員が何人も出てきてビビる」

 などなど、様々な声があります。

威圧感たっぷりのオトナが皆さんのことを面接するわけですから、震え上がるのも無理はないですよね。面接と聞いただけで、胃が痛くなりそうです(泣)…。私どもは、面接を苦手にしている理由について、以下2点に集約されると考えます。

 

 ①大人と話慣れていない

 皆さんが普段話す相手は、おそらく、両親、祖父母、友達、彼氏(彼女)、部活動の先輩、アルバイト先の先輩くらいだと思います。同じような環境や価値観の下で育ってきているので、どうしても同年代の人たちが多くなってしまいますよね。

 ところが、面接官は、性別も年代も様々で、第一線で働いている百戦錬磨、海千山千の大人たちばかりです。正直言って、これは大人としゃべり慣れるしかありません。

 ちなみに、就勝ゼミナールでは、性別も年代も異なる講師が7名おります。もともと新聞社や病院、人材系といった民間企業で3年以上働いていた講師やハローワークや大学で教えていた講師がほとんどで、面接官の経験が豊富な講師も所属しています。こうした講師陣たちと話し、面接練習を受けると、自然と大人としゃべり慣れるかもしれません。

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 ②準備不足

 実はこれが大きいのです。もっと具体的に言うと、思ったことや自分の経験を言葉にできない、すなわち言語化できないということが、ボトルネックになっています。

 写真を投稿すれば「いいね!」や「OK」がつくSNSやキャラクターに感情を言わせる「スタンプ」でのやり取りが中心になっている学生生活です。まとまった文章を書き、しゃべる機会は減りつつあります。しかしながら、ESもとい面接選考においては、自分の言葉で自分の考えや思いを伝えなければなりません。そこで、面接選考で面接官に自分の考えや思いを伝えるために「言語化」し、自分の中に情報を持っておく必要があるのです。

 よくよく考えてみてください。面接では、誰のことについて聞かれるのでしょうか?言わずもがな自分自身のことですよね。例えば集団面接で、いきなり「今この瞬間に出会ったお隣の◯◯君のことについて教えてください」と言われても、「いや、◯◯君のこと知らないし、困るんですけど…」となりますよね。だからこそ、自分の中に情報を持っておいて、面接官に対して自分のことを伝える必要があるのです。自分で「言語化」が難しいようでしたら、写真のように他人の手を借りてみるのもいいでしょうね。

コーチング1

《面接=情報収集と情報交換の場》

ここで改めて面接について見ておきましょう。先ほど面接に対して苦手意識を持っている学生の声を紹介しましたが、実は面接って、とてもシンプルなのです。

 面接は、面接官による情報収集と学生による情報提供が繰り返し行われているのです。面接官は「応募者(=学生)が、自社で成果を出せる人物であるかどうか」を、質問を通じて知ろうとしています。

HP(面トレ)

 では、学生はどうすればいいのか。その答えは拍子抜けするくらいシンプルです。「聞かれたことに正しく答える」。これでいいのです。気の利いたことを言う必要はありません。たどたどしくてもいいのです。自分の言葉で自分の気持ちを伝えてくれば、いいのです。

 でも、これができていない学生さん、思いのほか多いのです。「自分の言いたいことを言って、やりきった感じはあるものの、不採用の結果が出てガックリ…」という経験をした人もいるのではないでしょうか。これは、面接官の知りたい情報と学生の言いたいことが噛み合っていないという、喜劇にも似た悲劇なのです。まずは、面接で「聞かれたことに正しく答える」、情報提供をする…ここを心がけるだけでも、随分ちがってきます。

《面接の形式が変われば、対策が変わる》

 では、改めて面接試験にどのようなものがあるのか、改めて見ていきましょう。以下、大きくいうと3種類あります。

 GD/GW

・集団面接

・個人面接

 それぞれの面接の形式についての詳しい解説は、動画サイトの「クラキャリ」に譲ります。登録すれば無料で視聴できますので、この機会に是非覗いてみてくださいね。

 自分がどの面接階層にいて、その面接の形式なのかによって、対策が変わってきます。皆さんが思っているほど面接は怖くないのです。

 「それでも、やっぱり面接に対する悩みや不安を解消したい」

「プロの講師に見てもらいたい」

「面接の経験が少ないので、少しでも練習して本番に備えたい」

という人は、セミナーでその不安を解消してみるのもオススメ★ 入退室の立ち居振る舞いから人事採用担当者視点のフィードバックまで、皆さんの夢の実現を応援します!!