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自己分析 2018年07月05日

実はあまり差がつかない!?言語系 だからこそ、しっかり対策を!

前回の「講師ブログ」では、SPI非言語分野対策について書きました。みなさん、準備は進んでいますか?今回は、SPIの国語系にあたる言語分野対策について見ていきましょう。

 

言語分野は知識問題中心

SPI言語分野は、大きくいうと、以下7つのジャンルから出題されます。

  1. 同意語・反意語(例題:緊張の反意語は?)
  2. ことわざ、慣用句、四字熟語、故事成語(例:隔靴搔痒の意味は?)
  3. 語句の意味:語句の意味から言葉を答えてもらう問題もあります
  4. 二語の関係
  5. 文法(助詞・助動詞の使い分け、敬語など)
  6. 文章整序問題
  7. 長文読解

上記1~3、5は、知っているか知らないかに左右されやすい知識問題です。このように、SPI言語分野編は、知識問題の割合が比較的高いといえます。このあたりは、いくら考えても出てこない部分が大きいので、それこそ知らなかったら、まったく歯が立ちません。だからこそ、あまり差がつかないといえるのではないでしょうか。

とはいえ、何もしないのは、素手で熊に戦いを挑むようなものですから、少しは対策しておいた方がよいでしょう。

語句系の問題は、まずは参考書などで傾向をつかみましょう

まず、語句系の問題は、まずは参考書などで傾向をつかんでおくとよいでしょう。よく出題される語句はありますので、例文とともに覚えていくと効果的です。

そうそう、英単語って、その単語だけではなかなか覚えないでしょう?それと同じで、例文とともに覚え、実際にアウトプットしてみると、ちょっとかしこくなった気にもなって、一石二鳥ではないでしょうか。ちなみに、就勝ゼミナールのSPI対策言語分野編の講座は、ただ覚えるだけではなく、例文といっしょに覚えたり、言葉の成り立ちまで解説しています。

他に、新聞や読書も有効です。新聞を読んだり、読書をする中で、難しい言葉や単語が出てきますよね。それをそのままにせず、辞書で調べてみて例文とともに覚えていくのもよいでしょう。新聞を読むのは、時事問題対策としても有効です。

ベストセラーになった『語彙力こそが教養である』という本のタイトルではありませんが、ここで覚えた言葉は、一生身に付くものです。今後の社会人人生を歩むうえでも、どこかのタイミングで役立つはずですので、ちょっとだけ見方を変えて、学習に励んでいただけたらと思います。

SPI言語分野は、あまり差がつかないと書きましたが、実は差がつくところもあるのです。それは、知識だけではなかなか対応できない、考え方が重要になる文章整序問題と長文読解です。

 

「なぜその順番になるのか」が重要な文章整序問題

文章整序問題とは、バラバラになった文章のかたまりを、意味が通るように並べかえるものです。数学の文章題と同じで、何一つ同じ問題は出題されませんので、どう考えていくかが重要となります。

それでは、ひとつ例題をやってみましょう♪

以下のAEの文章を、意味が通るように並べなさい。

A.その理由は、環境にやさしく、交通渋滞の解消を期待できるからだ。

B.市民の意見を聞いて建設すべきだ。

C.路面電車が急速に見直されている。

D.しかし、採算性への懸念が残る。

E.また、乗降しやすい電車が増えてきた。

▲富山市内の「環状線」を走る路面電車「セントラム」です。ヨーロッパの路面電車のようで素敵ですね!

いかがでしょうか。解答・解説は、就活情報をオンデマンドで配信している「クラキャリ」でチェックしてみましょう♪

文章整序問題は、「なんとなく」とかフィーリングで解いていませんか?それこそ、あてずっぽうだと、解けたり解けなかったりと成績にムラが出てきます。

この手の問題、ある就職ナビサイトのSPI模擬試験を受けた就勝ゼミナールの学生さんによると、正解率は47%だそうです。ここを得点源にできると、かなり大きいですよね。「なぜその順番になるのか」を他人に説明できるようになるまで、しっかり復習しましょう。

もうひとつ、最後に待ち受けている関門があります。それは、長文読解問題です。

長文読解は、高校や大学入試の現代文をイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。空欄補充、指示語の内容、要旨(=本文の中で筆者が言いたいこと)の把握、言葉の意味などが、主な出題内容です。

 

長文読解では、思考力を試す?

出題される文章は、評論文、論説文、随筆で、まず小説は出題されません。小説が出題されない理由は、読み手によって解釈が分かれて答えが異なってくるため、出題者が問題をつくるのに難儀するからです。ある有名大学の教授が、大学入試センター試験の問題を解いたところ、答えが全くちがっていたという、ある意味信じられないような話もあります。

逆に、評論文や論説文は、筆者の言いたいことがひとつではっきりしているため、出題者が問題をつくるのにそれほど苦労しません。だから、評論文や論説文が出題されやすいのです。その他にも、「筆者の言いたいことをつかむ力があるかどうか=ビジネスで相手の言いたいことをつかむ能力があるかどうか」や思考力を試す目的もあるでしょうか。

評論文や論説文は、そこまで難しい文章は出題されないようですが、時々難解なものもあります。ある意味、普段から本を読んでいるかどうかがものを言うところもあるでしょう。

本来なら何かしらの長文読解問題を掲載したいところですが、紙面の幅が尽きてしまいそうですので、今回は割愛いたします。まず、参考書などの問題集で問題を解いてみてください。

 

「本文を根拠にして答える」のが大前提。センスはいらない!

「問題を解いてみたけど、合っている問題と合わなかった問題の差がある」

「解いてはみたものの、これで合っているのかどうか自信が持てない」

という皆さん!長文読解では、何ひとつ同じ文章は出題されません。つまり、今まで見たことのない(お堅い、難解な)文章を読んで、解答しなければならないのです。

そういうふうに書くと、皆さんの叫びが聞こえてきそうですが、実はそこまで恐れる必要はありません。実は問題文にこんな文言が書いてありませんでしたか?

「以下の文章を読んで、後に続く問いに答えなさい」

この問題文から、何がわかるかといいますと、本文に答えがすべて書いてあるということなのです。つまり、本文を根拠にして答えるとよいということになります。逆に言うと、本文に書かれていないことに関しては、答えなくてよいということになります。

ですから、「この問題の答えの根拠になる部分は、本文○段落目の〇行目に書いてあることで…」というふうにいえるまでになっておくと、試験本番でも自信を持って解答できる割合が高くなるでしょう。そこにセンスはいりません。むしろ必要なのは、論理的思考力です。

 

大学受験向けの参考書で解き方を復習してみるのもオススメ

考え方、解き方がわからない、もしくは今ひとつピンとこないという人は、大学受験向けの現代文の参考書で解き方を復習してみるのも、おすすめです。様々なものが出版されていますが、基本が中心でやさしめのもので十分かと思います。考え方のプロセスを丁寧に追っているものを選ぶとよいでしょう。受験勉強を離れてそこまで時間が経っていないみなさんですから、さび付いた記憶を呼び起こすのも、それほど時間はかからないと思います。

いかがでしたでしょうか。特に長文読解は、できるようになるまでに時間がかかりますので、地道に取り組んでいくことが大切です。もし、自分一人での学習が難しいということでしたら、就勝ゼミナールのSPI言語対策講座に参加してみるのも、オススメです。